痩身エステのメニューの一つとして人気が高まっている「ハイフ」を1年間毎月受け続けてきました!
高密度焦点式超音波を意味する英語「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字を取って「HIFU」と表記するエステサロンもあれば、HIFUの日本語読みである「ハイフ」と表記するところもあります。
当ページでは読みやすさを考慮して、ここから先は全て「ハイフ」の表記で統一します。
ミガキ的評価
効果実感度 | 4.0 |
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料金 | 2.0 |
痛み | 3.5 |
気持ちよさ | 3.5 |
高さに見合った効果はある
ハイフを複数の個人サロンにて、1年間受け続けました。
基本的には腹部(下腹・脇腹)がメインでしたが、実際に受けた感想を書くために、顔と脚(太もも・ふくらはぎ)も受けたことがあります。
他の痩身エステのメニューと比べると高めの金額設定となっていますが、その分、効果も実感しやすかったです。
実は太ももは大きな実感はありませんでしたが、腹部は下腹が特にすっきりし、顔はフェイスラインがハッキリし、ふくらはぎはむくみがすぐに解消されました。
ただ、エステよりも美容外科や美容クリニックなどの病院の方がより出力の高い機械を扱えるとのことで、コストは上がりますが、より効果を得たいという方には病院の方がおすすめです。
なお、施術の際には皮膚を熱から保護するためのジェルを塗るのですが、それでも部位によっては痛みと熱さを感じることはありました。
個人的にはリラックスだったり気持ちよさだったりは感じませんでした。
ハイフの種類
基本的な原理や施術方法はどれも同じですが、ハイフと一口に言っても、いくつかの機種がありますので、それぞれ簡単にご紹介したいと思います。特に知っておく必要のある情報ではありませんが、気になるという方はぜひ目を通してみてください。
まずはウルトラハイフです。痩身専用の機種で、他の機種と比べると1ショット当たりの効果が高いとされています。
次にDi-Focus(ディフォーカス)です。脂肪細胞だけではなく、老廃物と絡まり合ったセルライトにも効果が高いとされている純国産の機種となっています。
続いてG-SHOT(ジーショット)です。サーマルハイフとも呼ばれるこちらの機種も純国産となっていて、既に70ヶ国以上で導入されている信頼性の高い機種と言えます。皮膚を冷却しながら施術を行えるため、肌に優しいという特徴を持ち合わせています。
お次はshe line(シーライン)です。顔もボディも施術可能な機種で、ボディに使う場合はダブロボディと呼ばれることもあります。1度に16ショットも打てるため、施術時間を短縮することができます。
最後にご紹介するのはライポソニックスです。こちらは医療機関でしか扱うことができないため、エステサロンではお目にかかれません。出力も効果も高く、湘南美容クリニッククリニックなどといった美容クリニックにて導入されています。
痩せる原理と効果
冒頭で少しご紹介しましたが、高密度焦点式超音波を使った痩身方法です。漢字で書くと難しいですが、仕組みは簡単です。
専用の機械を使って、超音波を特殊なレンズに通して1点に集中させることで、皮下脂肪の脂肪細胞を破壊していくという仕組みになっています。
超音波が1点に集められる場所は一瞬50度を超える高温となり、その熱が脂肪細胞を壊してくれるのです。
虫眼鏡を使って太陽光を一点に集めると、その集まった部分が高温になりますが、原理は似ています。虫眼鏡を特殊なレンズに、太陽光を超音波に置き換えてみてください。
エステサロンでは超音波を発射した回数のことを「ショット」と言い、1000ショットでだいたい手のひらサイズの施術が可能です。
エステサロンによっても多少の差異はありますが、1000ショットなら脇下や膝上など、4000ショットで二の腕やふくらはぎなど、6000ショットで腹部やお尻などといった具合に、ショット数が定められています。
ちなみに、ハイフは元々がん細胞をピンポイントで狙って破壊するための医療機器として開発されたもので、その技術を応用して痩身用の美容機器も誕生しました。
そのため、他のエステサロンの施術と比べると効果を実感しやすい傾向がありますが、反面、費用も比較的高めとなっています。
ハイフで期待できる効果 | |
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部分やせ | 脂肪細胞の破壊 |
リバウンドがない | 脂肪が厚くても大丈夫 |
ダウンタイムがない | コラーゲン生成の促進 |
副作用とデメリット
医療機関で使用されるハイフの場合、出力が高いため、あざや内出血などといった副作用が報告されていますが、エステサロンのハイフは医療機関のものよりも出力が低く、安全性が高いため、ほとんど副作用はありません。
ただ、施術前に知っておきたいデメリットはありますので、ご紹介したいと思います。
あざや内出血のリスク
こちらは先述の通り、医療機関の高出力なハイフだとあり得る副作用です。
エステサロンの場合はほとんど関係ないと言っても構わないほどですが、ごく希に赤みが少し出たりすることもあります。
脂肪の厚みが2cm以上必要
ハイフで破壊できる脂肪細胞は、皮膚から1.3~2cmほどの深さにあるものです。そのため、最低でも2cmちょっとは脂肪がないと施術を受けることができません。
脂肪をつまめる部位であれば問題なく受けられますが、あまりつまめない部位はハイフ以外の方法を考える必要があります。
ちなみに、脂肪が少ないところにハイフの施術を行うと、チクチクとした痛みを感じることもあります。
施術費用が高額
痩身エステではキャビテーションやラジオ波なども人気がありますが、これらは結構前から存在する技術であるため、それほど費用も高額にはなりません。
しかしながら、ハイフは新しい技術を用いた効果的な施術であり、機材もかなりの高額となることから、施術費用も比較的割高なお値段となっています。
ハイフがおすすめの人
上記のハイフのメリットとデメリットを元に、痩身エステのハイフがおすすめの方を箇条書きでまとめてみました。
なお、以下のおすすめの条件に該当していても、妊娠中の方やペースメーカーを使用されてる方などは施術が受けられません。気になる方は施術前にエステサロンに問い合わせてみてください。
- ぽっちゃり体型の方
- 希望部位に脂肪がしっかりある方
- 多少高くても効果が欲しい方
- 即効性と継続性の両方を求める方
- 全身ではなく、部分やせ希望の方